中国財務局が発表した企業の景気の状態を表す「景況感」は広島県内では、製造業を中心に上昇に転じたことから、全産業で3期ぶりの改善となりました。

この調査は、中国財務局が県内の276の企業を対象に今年7月から9月にかけての「景況感」について調べたものです。

それによりますと、景気が「上昇した」と答えた企業の割合から「下降した」と答えた企業の割合を差し引いた判断指数は、マイナス2.8ポイントと前回の調査から5.5ポイント上昇し、3四半期ぶりの改善となりました。

業種別でみると、製造業では「その他輸送機械」が円安の影響などで売り上げが増加し、前回より10.3ポイント上昇のプラス2.1ポイントとなりました。

非製造業では物価高による消費者の節約志向が影響し、「小売」は下降した一方で、受注が好調だった「卸売り」や「建設」が上昇していることから、2.5ポイント改善のマイナス5.8ポイントでした。

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