土地取引の指標となる2024年の地価調査の結果が公表されました。
岩手県内では住宅地が2年ぶりに下落に転じたほか、商業地は31年連続の下落となりました。

県は2024年7月1日時点の県内354地点の土地の価格を調査しました。

商業地の平均価格は1平方メートル当たり4万4900円で、変動率は前年比マイナス1.1%となりました。

31年連続の下落となったものの下げ幅はこの26年間で最も小さくなっています。

最も価格が高かったのは33年連続で盛岡市の「盛岡駅前通8-17」で1平方メートル当たり28万9000円と前年比プラス6.3%でした。

一方、住宅地の平均価格は1平方メートル当たり2万6400円で、前年比マイナス0.2%と2年ぶりに下落に転じました。

住宅地の最高価格は盛岡市の「本宮3丁目」で1平方メートル当たり10万2000円でした。

上昇率で最も高かったのは「永井18地割」で前年比プラス7.2%でした。

三倉茉裕子アナウンサー
「永井地区の価格が上がっている背景には、岩手飯岡駅の改修など周辺の開発が盛んで利便性が向上していることがあげられるということです」

一方で下落率が最も大きかったのは、商業地では「軽米町軽米」でマイナス5.3%、住宅地では「岩手町五日市」でマイナス5.4%でした。

調査に当たった不動産鑑定士によりますと、地価は住宅地・商業地ともに沿岸や県北が低く県央が高くなっていてこの傾向が今後も続くとみているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。