日本製鉄によるUSスチールの買収計画について、経済同友会の新浪代表幹事は「政治の問題がなければ、問題なくOKになる」と話しました。

日本製鉄によるUSスチールの買収計画をめぐっては、アメリカ大統領選挙を戦うハリス副大統領とトランプ元大統領がともに反対の姿勢を示していて、欧米メディアはバイデン大統領が正式に差し止めを判断すると伝えるなど、政治問題化しています。

経済同友会　新浪剛史代表幹事
「政治の問題がなければ、問題なくOKになる案件。大統領選っていうものがなければ、何の問題もない件だと私は思います」

新浪代表幹事はこう述べたうえで、「日本製鉄が支援しなければ、USスチールの生存にも関わる話だ」と強調しました。

USスチールの買収計画については、11日に日本製鉄の森副会長がアメリカ政府高官と面会するなどギリギリの折衝が行われています。

一方で、関係者によりますと、日本製鉄はアメリカ政府への買収計画の申請を取り下げ、大統領選終了後の再申請も検討しているということです。

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