(ブルームバーグ):9月のニューヨーク連銀製造業景況指数は、ほぼ1年ぶりに拡大圏に浮上した。受注と出荷が好調だった。

内訳では、新規受注が17ポイント余り急上昇しプラス9.4と、2023年4月以来の高水準。出荷はおよそ1年半ぶりの高水準に改善した。

半面、雇用は11カ月連続で縮小圏にとどまった。週平均就業時間は小幅なペースで拡大した。

仕入れ価格はほぼ横ばいだったが、販売価格は1.1ポイント低下の7.4となった。

一方、活動全般に関する半年先の見通しは22年3月以来の高水準。ニューヨーク州の製造業者が経済見通しについて楽観を強めている兆候を示した。受注と出荷の見通しはいずれも改善した。

ニューヨーク連銀製造業指数はここ2年余り、月次の変動が大きくなっている。全米の製造業活動を対象とする米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は22年10月以来、総じて縮小傾向が続いている。

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原題:New York Manufacturing Expands for First Time in Nearly a Year(抜粋)

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