毎年多くの人が訪れる観光道路は今年も準備万端だ。冬の間通行止めとなっていた福島県福島市の磐梯吾妻スカイラインが4月23日再開通した。ただ今年はあの名物がさらに貴重な存在となりそうだ。
「あいにくの天気なんですけど、どんな感じかなって雪の状況とか」「普段見ている世界と全然違うので、見応えとか景色の良さというかすごく好きなので」と高湯ゲートで再開通を待っていた人たちが話す。
福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「今職員から指示が出されてゲートが撤去されます。およそ5ヵ月ぶりに磐梯吾妻スカイライン再開通です」
23日午前10時、再開通を待っていた車が続々と走り出していった。23日はあいにくの天気で視界が限られたが、道路脇に残る雪を見ながらドライブが楽しめる。
標高1600メートルの浄土平。レストハウスも再オープンし、早速多くの人で賑わう。
観光客は「雪とか残ってて道路を通るときにちょっと壁とかあって綺麗だった」「きょうから開通だったので行ってみたいなと思って、今度は天気の良い時に遊びにこようと思います」などと話す。
2024年は福島市内の飲食店とコラボした新メニューも導入。目前に迫るゴールデンウィークに向けて準備は万端だ。
福島県浄土平レストハウス・渡辺正幸さんは「今年も始まったなという気持ちですね。ゴールデンウイークは沢山の方がいらっしゃると予想しておりますので、我々もしっかりとお出迎えできるように準備したいと思います」と話す。
浄土平から土湯方面へ向かうと現れるのが、磐梯吾妻スカイラインの名物。
矢崎アナウンサー:「毎年この時期に楽しむことができる景色それが・・奥まで続いています雪の回廊です。ただ今年は暖冬の影響で雪が少なく、高さは私の身長ほどです」
雪深い場所だからこそ形作られる「雪の回廊」。
例年なら3メートル以上に達するが、今年は雪が少なかったことから高い場所でも2メートル程度。「雪の回廊」が楽しめるのは今週末までと、今年はいつもの年よりも期間が短い貴重な観光スポットとなりそうだ。
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