リニア中央新幹線の静岡工区をめぐり静岡市の市街地から工事現場へと続く県道に新たに設置するトンネルの起工式が行われました。

リニア工事に伴い静岡市葵区の井川地区への工事車両の往来や地元の利便性向上のため、静岡市はJR東海が建設費を全額負担し、井川地区と市街地を結ぶ県道に約4.7kmのトンネルを建設する協定を結んでいます。

9月12日は関係者 約30人が出席し、静岡市の難波喬司市長やJR東海の宇野護副会長が玉串をささげるなどして工事の安全を祈願しました。

静岡市・難波 喬司 市長:
これから南アルプスのエコパーク10周年を契機として、新しい南アルプスの利活用が始まっていきますが、そのための道路としても重要ですし、井川の地域住民の方にとっても玉川の皆さんにとっても重要な道路になります

JR東海・宇野 護 副会長:
作ると決心した以上は一刻も早くこれを実現して、リニアの工事の方でも円滑に進むように進めたいと思っています

トンネルは2027年度末の完成を予定しているということです。

リニアの工事を巡っては、静岡県内のボーリング調査を始めるためには大井川流域の市町や利水団体の了承が必要で、JR東海は事務局を務める県に協議会の意向を確認するよう求めています。

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