福島の復興には着実に廃炉が進むことが絶対条件だ。9月10日からはじまった燃料デブリの試験的取り出し。11日はロボットが格納容器に入った。

東京電力の担当者:「X6ペネの真ん中付近に到達している」
福島第一原子力発電所2号機では、11日燃料デブリを取り出すためのロボットが格納容器に入った。

10日から始まった燃料デブリの試験的取り出し。
この作業開始をもって、福島第一原発の廃炉は最難関とされる最終段階の「第3期」に入った。そして11日、ロボットは格納容器の中へ。
12日はさらに1.7メートルほど先に進む見通しで、ロボットが燃料デブリに到達するまで着手から約1週間、デブリを採取して戻るまでにさらに1週間ほどかかる計画。

廃炉の最難関といわれる燃料デブリの取り出しは、当初の計画から約3年遅れたうえ、ミスの発覚でさらに3週間ほど中断した。
約880トンのデブリがあると推定される第一原発だが、今回採取するデブリは3グラム以下。国と東京電力は廃炉の完了時期を2051年としている。

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