円相場が一時1ドル = 141円台半ばまで急速に円高が進みました。
日銀の追加利上げの行方に関心が集まるなか、審議委員の発言がきっかけになったもので、8カ月ぶりの円高水準を記録しました。
11日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル = 141円台半ばと、2024年初め以来の円高水準をつけました。
要因となったのは、日銀で金融政策を決める審議委員の一人、中川順子氏の発言です。
「経済・物価の見通しが実現していけば、金融緩和の度合いを調整していく」と述べたことが、追加利上げに前向きな姿勢を示したと受け取られ、円を買う動きが一気に強まりました。
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