米不足が収まらず、影響が拡大。ラーメン屋さんもピンチです。

■コメ不足続きラーメン店“ピンチ”

 新米が出始めるなかで、米の品薄状況は続いています。

 大分市のラーメン店には9日も多くの客が来店していました。スープの味の濃さや油の量などを自分好みに選べる「家系ラーメン」。ラーメンの注文時に“ご飯おかわり自由”が選べます。

常連客
「(ラーメンを)普通に食べた後、残ったスープをご飯にかけて、かき込む」

 この店では一日およそ10キロものご飯が消費されるといいますが、この“ご飯おかわり自由”サービスを11日から変更することに。

横浜家系「高崎家」 長谷部さおり店長
「ご飯がテッパンなので、ご飯を頼む客がかなり多い。そんななかでの値上げは申し訳なく、苦しい決断」

常連客
「低価格で食べられるとありがたいが…」
「(Q.50円値上がりしても、ご飯は頼む?)食べますね」

■コメ不足続き“お好み焼き”好調?

 苦渋の決断で「ご飯おかわり自由サービス」を変更する店は他にも。

 広島市内の飲食店。国産牛ヒレとロース、もやし、キャベツを特製ダレで味付けした人気メニューの一つで、ご飯のおかわりが自由だった「モウモウ焼き」が今月からおかわりができなくなっていました。


「えーっ!ちょっと続けてほしいですね」

 スーパーでも米不足は深刻です。

 モチやパスタ、オートミールの売り上げがおよそ1.5倍になっていて、店側も代替品の販売を促進しています。広島県ならではのご当地グルメにも注目が。

フレスタ東原店 植野亮店長
「広島のソウルフード・お好み焼きも増えています。僕も大好きなので。やはり米がないイコールお好み焼きっていうのが広島県民の頭にあるのかな」

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