女川原発2号機の再稼働に向けて、9月3日から原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」を開始した東北電力は6日、その様子を報道公開しました。作業は順調に進んでいて、再稼働は11月ごろを予定しているということです。

記者リポート
「燃料装荷の様子が報道公開されるのを前に、これから東北電力による事前説明が行われます。報道陣はこのように専用の作業着に着替えて、原子炉建屋内に入ります」

「燃料装荷」は、再稼働に向けて原子炉で行う作業の第一段階にあたる工程です。東北電力はこの作業を9月3日に開始し、6日、作業の様子を報道公開しました。

燃料集合体を1本ずつ使用済燃料プール内から専用のクレーンでつり上げ、原子炉圧力容器内に移していくもので、クレーンに乗る作業員2人と制御室の作業員1人の合わせて3人1組が3時間おきに交代し、作業を繰り返していきます。

1週間をかけて燃料集合体560体を移動させる計画で、6日午後6時時点で180体の移動を終える見通しです。作業は順調に進んでいるということです。

東北電力女川原子力発電所 新川伸之 環境・燃料部長
「13年ぶりの再稼働に向けた1つのプロセスである燃料装荷を、9月3日から安全確保を最優先に緊張感を持って取り組んでいるところ。引き続き1つ1つの作業手順をしっかり確認するとともに、設備の健全性を確認しながら慎重かつ確実に作業を進めていきたい」

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