関西電力が福井県に示していた使用済み核燃料の県外搬出計画。1年もたたず、見直しです。

 (関西電力 森望社長)「計画どおりに使用済み核燃料の県外搬出ができなくなり誠に申し訳なく、心よりおわびを申し上げます」

 9月5日午後、福井県の杉本達治知事と面会し謝罪した関電の森社長。関電が去年策定した福井県内の原発から出る使用済み核燃料の県外への搬出計画では、青森県六ヶ所村の再処理工場を搬出先の1つとしています。

 しかし再処理工場の事業者である日本原燃が今年度上半期としていた完成予定を2026年度中と2年半延期をしたことを受け、関電は使用済み核燃料を計画通り搬出することができなくなり計画の見直しを行うことになりました。

 面談で福井県の杉本知事は次のように話しました。

 「関西電力との信頼関係に関わる重大な問題であると認識しておりまして、きわめて遺憾でございます」

 関電は「今年度中に見直す」としています。

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