JR九州の「SUGOCA」などの交通系ICカードを利用できるエリアが10月3日から佐世保線などにも拡大されることが決まりました。

新たに利用できるようになるのは、JR佐世保線の佐世保‐江北間と、大村線の早岐‐ハウステンボス間、長崎本線の江北‐鍋島間です。

JR九州と長崎県、佐賀県は西九州エリアでの交通系ICカード「SUGOCA」などの導入を検討してきました。

対象のエリアでは10月3日の始発列車から交通系ICカードを使えるようになります。

ただし、長崎‐竹松間の「長崎エリア」や佐世保‐ハウステンボス間を含む「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」など、エリアをまたがって利用することができないため、注意が必要です。

「SUGOCA」はみどりの窓口などで1枚2000円で販売されています。

交通系ICカードの導入エリア拡大で利便性が高まりますが、注意しなければならない点があります。

現在、県内を走るJRで交通系ICカードが使えるのは「長崎」と「竹松」の間に限られていました。

10月3日からは「佐世保」と「ハウステンボス」の間でも利用できるようになります。

佐世保方面から福岡、佐賀、熊本方面にもICカードで乗車できます。

しかし「ハウステンボス」と「竹松」の間にある駅では今後も使えないままです。

JRは「途切れている区間がある場合、交通系ICカードは使えない」、つまり「長崎や大村のエリア」と「佐世保エリア」をまたがる場合はこれまでどおり切符を買って乗るよう呼びかけています。

例えば「長崎」から「ハウステンボス」や「佐世保」に行くときにはICカードではなく、切符を買うことになります。

もし、エリアをまたいでICカードで乗ってしまったら、降りた駅の有人改札で入場記録を消してもらい、現金でその区間の運賃を支払わなければいけません。

意外な落とし穴にご注意ください。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。