船舶の脱炭素化に向けて水素エンジンの開発などに取り組む研究拠点施設が福山市に完成し、4日開所式が開かれました。
福山市沼隈町の「ジャパンハイドロ株式会社」に完成したのは、船舶の水素エンジンの開発などに取り組む研究施設です。
日本財団はカーボンニュートラル社会へ向けた取り組みとして、船を動かす燃料に「水素」を使って、CO2を排出しない「ゼロエミッション船」の開発を推進しています。
センター内には幅広い出力の水素エンジンを試験できる設備や、水素を船舶へと供給できる水素ステーションが配備されています。
これらの設備が造船所内にできるのは世界初だということです。
【ジャパンハイドロ株式会社・神原満夫副社長】
「(船舶は)環境への負荷がほかの乗り物に比べて大きい。水素の純度が今、燃料電池を中心に99.97%の非常に高いものが流通しているが、純度の低いものも活用できるのではないか。活用できる場を今後増やしていきたい」
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