夏の猛暑から一転、過ごしやすい気温となった3日、街の商店街には秋の足音が訪れていました。
“食欲の秋”到来ですが、取材で見えたのは価格高騰の波です。

ウナクリ5・店主:
(うなぎは今年どうですか?)今までで一番高い!2000円くらいで売っていた物が2400円くらいになっている。

砂町銀座商店街の青果店「福田青果」では、野菜の価格が軒並み上がっているといいます。

福田青果・店主は「野菜が何でも高い!正直言って。大根も北海道から来るけど1本250円もする。今までは200円くらい。キャベツだってそう」と話す。

3日に発表された農林水産省の野菜価格の動向調査によると、例年に比べ、トマトが38%、ジャガイモが34%など、家庭の食卓に欠かせない野菜が値上がりしていることが分かりました。

そして、人が集まっていたのは“おでん”。

おでんを購入した客:
ちょっと寒かった。あ、今日はおでんで全然いいや!と思って。(秋に食べたいものは?)おでんとかやっぱりお鍋とか。

しかし、おでんにも値上げの波が。

増英かまぼこ店・店員:
今日ボール類を値上げして、これが8個で110円が120円になった。(材料が)高くても値上げはあまりしていなかったが、そろそろ値上げするかって値上げした。

そして、秋の代表的な味覚・秋サケは、来遊量が過去最少の予測で高値が続く見通しです。

客からは「去年高かったから心配だけど、魚」といった声が聞かれました。

一方、値下がりしていたのが、シャインマスカット。

福田青果・店主:
(シャインマスカットが安い?)やっと安くなった。1000円だから、高い時だと1600円だった。

さらに、脂がのった今が旬のサンマも水揚げ量増加により、価格は低下傾向だということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。