ドイツの自動車大手フォルクスワーゲンが、創業以来初めてとなる国内工場の閉鎖を検討していることがわかりました。

これは欧米の複数の主要メディアが2日に報じたもので、フォルクスワーゲンの本拠地であるドイツ国内の工場閉鎖となれば、1937年の創業以来初めてのことになります。

EV(電気自動車)に力を入れてきたフォルクスワーゲンですが、中国メーカーがEVで積極的な低価格戦略を打ち出す中、最大市場である中国での販売台数が低下。

またヨーロッパではEVの需要が減速していて、競争環境の変化への対応の遅れが背景にあるものとみられています。

フォルクスワーゲンのオリバー・ブルーメCEOは「欧州の自動車産業は非常に厳しく、深刻な状況だ。ドイツは競争力で後れを取っており、断固として行動しなければならない」との声明を発表しました。

また2029年まで人員削減をしないという雇用保障制度についても打ち切ることが検討されているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。