「宿泊税」の条例案を9月議会に提出する方針の宮城県は8月30日、松島町で宿泊事業者への説明会を開きました。事業者からは「なぜ急ぐのか」など疑問の声が相次ぎました。

宿泊事業者
「県のトップがやるんだぞって意気込んでいる。本当になぜこんなに急ぐのか、そう思いますよ!」

説明会には松島町や周辺の自治体から宿泊事業者など18人が参加しました。「宿泊税」は観光振興策の財源として県や仙台市が導入を目指すもので、県は一泊6000円以上の宿泊者から一律300円を徴収する方針を決めています。

県は30日、税の使い道として「インバウンド需要を見据えた環境整備」などを示しましたが、事業者からは疑問の声が相次ぎました。

宿泊事業者
「きょうは3回目の意見交換会なのかと思っていたが『事業者説明会』に変わっていた。なぜ拙速にことを推し進めるのか」
「オーバーツーリズムじゃないのに、なんで宿泊税とるのって話しなんですよ」

県経済商工観光部 千坂守副部長
「我々として必要性について、引き続き皆様に説明してご理解いただけるよう進めていきたい」

宿泊税に関する説明会は9月1日、仙台市内でも市と県が合同で開く予定です。

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