ILC=国際リニアコライダーの誘致に向けた2024年度1回目の岩手県の推進本部会議が開かれました。

日本政府が誘致を判断する上で2025年が一つの節目になるとして、引き続き機運醸成を図る方針が承認されました。

4月22日の会議には県の部局長など20人あまりが出席しました。
ILC=国際リニアコライダーは、宇宙誕生の謎に迫る実験施設で岩手県と宮城県にまたがる北上山地が建設候補地となっています。

会議ではヨーロッパの研究所が計画している新型の円形実験施設について、実現可能性を探る調査の結論が2025年に出るため、日本政府が誘致を判断する上でその2025年が一つの節目になるという専門家の見解が示されました。

達増知事
「ILC実現に向けての機運は高まってきているなと改めて思っている。岩手の重要な使命があるということで頑張っていきましょう」

アメリカ政府の諮問委員会は2023年12月、日本のILCかヨーロッパの円形実験施設のいずれかが実現に動き出した場合、支援を行うようアメリカ政府に提言しています。

会議では、日本政府のタイムリーな判断を後押しするため、引き続き機運の醸成などを進める方針が承認されました。

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