(ブルームバーグ):人工知能(AI)向け半導体で圧倒的シェアを占め、半導体メーカーで最大の時価総額を誇る米エヌビディアが28日、今年5-7月(第2四半期)決算を発表し、8-10月(第3四半期)の業績見通しを示した。押さえておきたいポイントを次にまとめた。

  • 好調なデータセンター需要に支えられ、5-7月の売上高は300億ドル(約4兆3300億円)と2倍余りに増え、予想(約289億ドル)を上回った
  • 8-10月の売上高見通しはアナリスト予想にほぼ沿った数字。それでも最も強気な投資家の期待には届かなかった
  • 情報開示で大きかったのは、AI向け次世代GPU(画像処理半導体)「ブラックウェル」の設計に問題があると同社が認めた点だ
  • ブラックウェルには手直しが必要な製造上の問題があったが、11月-来年1月(第4四半期)には数十億ドルの収入が見込める
  • アナリストらは、ブラックウェルの製品ライン展開をもっと詳細に知りたかったが答えは得られず、オンライン会見中に米株市場の時間外取引で株価の下げが拡大した
  • ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はオンライン会見で、将来のAI利用について楽観を崩さず、世界のデータセンターに同社の製品を再装備する動きは始まったばかりだと主張した。1兆ドルの好機をそれは意味する
  • フアンCEOはその後、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、四半期ごとに供給の改善が続き、来年は2024年よりずっと良くなると予想。全体として素晴らしい年になるだろうと語った

原題:Key Takeaways From Nvidia’s Second-Quarter Earnings Report(抜粋)

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