(ブルームバーグ):29日の東京株式相場は小反落。東証株価指数(TOPIX)に比べて日経平均株価の値下がりが目立つ。米エヌビディアの決算で売上高見通しが一部の市場期待に届かず、国内市場でも東京エレクトロン株などの半導体関連株が売られている。一方、銀行や保険などが強く、押し目買いの動きが相場を下支えしている。

ピクテ・ジャパンの田中純平ストラテジストは、「市場全体はリスクオフにはなっていない」と指摘。エヌビディアの決算は市場の期待値が高すぎた反動が出ているだけで、株式市場全体へのインプリケーションは限定的とみている。

大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストは、エヌビディア決算は警戒していたよりも為替やマクロへの影響が出ておらず、日本株は底堅い動きと述べた。金融株など、足元で軟調だったセクターを中心に「押し目買いへ意欲の強さを感じる」と話した。

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