(ブルームバーグ):29日の債券相場は超長期債を中心に下落。前日に超長期債が買われた反動のほか、引き続き需給懸念がくすぶっている。日本銀行が利上げ継続姿勢を示す中、この日の2年債入札に対する警戒感もある。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは、超長期債について「市場混乱時に比べると需給懸念は和らいだものの、まだ勢いよく買いが入っている感じではない」とし、きょうは売りが出ていると指摘した。

また、28日に行われた日銀の氷見野良三副総裁の講演と会見について、基本的には利上げを続けていく姿勢で「きょうの相場に尾を引いているかもしれない」とし、相場はまだ高値警戒感があると述べた。

2年債入札

  • 発行予定額は前回と同じ2兆6000億円程度
  • 三菱UFJモルガンの大塚氏
    • あと1回利上げしたら逆ざやで、利回り水準は明らかに不足している
  • 備考:2年利付国債の過去の入札結果(表)

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