労使の代表でつくる審議会が8月28日、岩手県の最低賃金を59円引き上げ時給952円とするよう岩手労働局に答申しました。

2024年度の最低賃金を決めるための県の審議会には、労使の代表など15人が出席しました。

現在(2024年8月時点)岩手県の最低賃金は「時給893円」で、全国平均を100円以上下回り全国最下位となっています。

国の審議会は7月全国一律で50円引き上げるという目安を示しましたが、県の審議会では28日に59円引き上げ時給952円とするよう岩手労働局に答申しました。

この上げ幅は過去最大で経営者側の委員からは「企業経営への影響が大きい」と反対意見も出ましたが多数決で決まったということです。

岩手地方最低賃金審議会 丸山仁会長
「食料品やエネルギー・生活必需品、そこに関する物価が特に重みを持つ。そこの生計費を重視するべきだと公益委員としても考えた」

952円という金額は先週秋田県の審議会が答申した額を1円上回っていて、10月27日に適用される見通しです。

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