愛媛・松山の陸の玄関・JR松山駅の新しい駅舎がいよいよ9月29日に開業します。1カ月前の8月28日にそのほぼ全容が報道陣に公開されました。自動改札やホームなどで利便性がUPしています。
内木敦也キャスター:
「今回新しく設けられる西口の前に来ています。しっかりJR松山駅と書かれていますね。建物もほぼ完成に近づいています」
JR松山駅の新しい駅の建設は線路を高架化する一大プロジェクト。構想から30年以上を費やしました。新しい駅でまず利用客を出迎えるのは開放的なコンコースです。
内木キャスター:
「とても天井が高いですね。そして木材も使われていてすごく落ち着いた印象を受けます」
開業後はこのコンコースで東口と新たに作られた西口がつながり、通り抜けできるようになります。
このコンコースの隣にあるのが、27日までに17店舗の入居が発表された商業エリア「JR松山駅だんだん通り」。オープンを1カ月後に控え内装工事が急ピッチで進められていました。そして愛媛県内のJRの駅で初めて導入されるのが…。
内木キャスター:
「今回1番の変化はここかもしれません。自動改札機が導入されてQRコードをかざしたり、切符を通すことでホームへと向かうことができるんです」
この自動改札機で対応しているのは、「しこくスマートえきちゃん」のアプリで表示されるQRコードと切符。乗客のスムーズな移動と駅員の負担軽減が期待されます。さらにもう1つ、新しい松山駅で便利になるポイントがあるんです。
内木キャスター:
「こちらが1番、2番ホームなんですが、高松方面に向かう特急と宇和島方面に向かう特急がこの距離で乗り換えできるようになります」
岡山・高松方面の特急「しおかぜ・いしづち」と宇和島方面の特急「宇和海」が同じホームの対面で発着。乗り換えにかかる移動は約5メートルに。これまでは最長で220メートルあり、利便性が向上します。
JR四国工事課・道永智大担当課長:
「こういった形で完成させることができて安心しております。新しくなった松山駅商業施設も含めて、ご利用して頂くことを楽しみにお待ちいただきますよう、よろしくお願いいたします」
生まれ変わる県都・松山の玄関口。新しい松山駅は9月29日に開業します。
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