来年の大阪・関西万博をめぐり、博覧会協会はペットの同伴について、一転見送る方向で検討していることが分かりました。

当初は、小さな犬に限って同伴入場を認める方向で調整していました。

博覧会協会は、ペットの万博への同伴入場について、大阪市の松井一郎前市長が強く要望したことなどから、これまで実施方法を検討。

■公共交通機関に持ち込み可能なケージに収まる小さな犬であること

■ペットアレルギーを持つ来場者への配慮などから、5月の平日10日のみの受け入れとすること

■1日100匹を上限とすること、とする案を理事会に提案するとともに、海外の参加国とも調整を重ねてきました。

■「なぜ犬に限定するのか」経済界が難色

しかし、関係者によると、経済界などから、「なぜ犬に限定するのか」「日数が少なすぎる」などと批判が相次ぎました。

こうした経済界の意向を受けた経団連の十倉会長(博覧会協会会長)が難色を示したため、博覧会協会は一転、ペットの同伴入場を認めない方向で検討しているということです。

博覧会協会は今後、ペットの同伴入場の見送りについて理事会で提案することにしています。

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