7月の大雨で運休が続いているJR奥羽線・陸羽東線の一部区間で、きょう(23日)からバスによる代行輸送が始まった。

7月の大雨で、真室川町・最上町で土砂が線路に流出し、奥羽線は新庄~真室川の間、陸羽東線は新庄~鳴子温泉の間で運休が続いている。
間もなく1カ月になるが復旧の見通しは立っておらず、JR東日本はきょうからバスによる代行輸送を始めた。
このうち陸羽東線の代行バスには、最上駅を朝6時半に出発する第1便に高校生など22人が乗り込んだ。

(利用客)
「いつも親に送り迎えしてもらっていたのでバスが出るのはありがたい」
「就職活動などにも響くので待ち望んでいた」

でも、町民が真に望むのはバスではない。

(最上駅を管理運営・大石紳一郎さん)
「うれしい反面、本数が限られた中で通院・通学しても帰りのバスがないなど、利便性の面では程遠い。列車の運転再開を一刻も早くお願いしたい」

代行バスは、奥羽線が上下ともに1日5便。陸羽東線は上りが4便、下りが5便運行される。

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