(ブルームバーグ):22日の欧州株は上昇。米ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を翌日に控え、市場で利下げに対する楽観が広がった。

ストックス欧州600指数は0.3%高。小売り関連銘柄が上昇した。ドイツ銀は4%高。同行が抱える大規模な法的問題で和解が進展しており、四半期利益にプラス効果が期待されている。

欧州債市場ではドイツ債、英国債が下落。短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)およびイングランド銀行(英中央銀行)の利下げ見通しが後退した。S&Pグローバルが発表した8月のユーロ圏HCOB総合購買担当者指数(PMI)速報値に反応した。

ドイツおよび英国の10年債利回りの週間ベースの動きは2021年以来の小幅となる見通しで、パウエル議長の講演に対する関心の高さがうかがえる。

トレーダーは年末までのECBの利下げを66ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と織り込む。前日は68bpだった。英中銀の利下げについては同39bpと、前日の41bpから低下した。

8月22日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:Bunds Drop for First Time In a Week on PMIs: End-of-Day Curves

European Stocks Rise as Rate-Cut Bets Grow, Deutsche Bank Gains

(抜粋)

--取材協力:Michael Msika.

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