NHKラジオの中国語ニュースで、尖閣諸島は「中国の領土」などと原稿にない誤った発言をした中国籍の外部スタッフが、英語で「南京大虐殺を忘れるな」などと発言していたことが分かりました。

この問題は19日、NHKのラジオ国際放送で生放送中の中国語ニュースにおいて、中国籍の外部スタッフが尖閣諸島を「中国の領土」などと原稿にない誤った内容を発言したものです。

NHKはさらに、スタッフが英語で「南京大虐殺を忘れるな」「慰安婦を忘れるな」などと発言していたことを自民党の部会で明らかにしました。

NHK 稲葉延雄 会長
「極めて深刻な事態だと受け止めてまして、視聴者、国民の皆様に改めて深くお詫びを申し上げたい」

再発防止にむけては今月中にラジオ国際放送で使う17言語すべてを事前収録に切り替えるほか、AI音声の導入も検討するとしています。

また、問題の外部スタッフには損害賠償を求めるとともに、刑事告訴も検討しているということです。

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