運転手不足は路線廃止に影響も。バス会社が採用を強化しています。

 8月22日午後に行われた京阪バスの会社説明会。会場では、担当者が懸命に会社の良さをアピールします。

 (採用担当者)「毎年9割台の有給取得率です」

 京都市に本社を置く京阪バスは、主に京阪電車の沿線を運行しています。しかし、去年12月に7つの路線を廃止。来年3月にも大阪の一部路線の廃止を検討しているといいます。

 その理由は運転手不足。近年、バスの運転手の不足や高齢化は深刻で、去年12月には大阪の金剛バスが全路線の廃止を決定するなど社会問題化しています。そのため、京阪バスは大型二種の免許を持っていなくても会社がその取得費用を一部負担したり、初任給を上げたりするなど、働きやすい職場のPRに余念がありませんが…

 (京阪バス・総務人事部 中嶋聡さん)「必要人員に追いついていない状況です。制度作りを考えて、1年でも長く勤めていただきたい」

 今回の説明会への参加者は1人で、採用の強化は今後も続きます。

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