船舶用エンジンの燃費データを不正に改ざんしていた川崎重工に国交省が立ち入り調査です。

 国土交通省の立ち入り調査が入ったのは、船舶用のエンジンを製造している川崎重工業の神戸工場です。

 川崎重工によりますと2000年以降、国内や海外向けに製造された、大型貨物船やタンカーのほぼ全てのエンジン673台で、検査データの改ざんが発覚したということです。エンジン組み立て後に行われる試運転で、実際に測定された燃費データとは異なる数値を記載していました。

 8月22日の立ち入り調査で国交省は、試運転の担当者への聞き取りやどのような器材を使って試験をしていたかなどを確認するということです。

 国交省は川崎重工に対して、再発防止策を策定し9月末までに報告するよう指示しています。

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