(ブルームバーグ):21日の欧州株は上昇。投資家は金利見通しを意識した。米労働統計局が発表した年次ベンチマーク改定の速報値によれば、今年3月までの1年間の米雇用者数の伸びは、従来発表よりはるかに低いものだった可能性が高い。
ストックス欧州600指数は0.3%高。この日は基礎資源、小売り、自動車関連銘柄が上昇した一方、通信株は売られた。
欧州債市場ではドイツ債の利回り曲線がブルスティープ化。米雇用者数の修正に反応し、米経済成長に対する懸念が強まった。
短期金融市場で織り込まれている欧州中央銀行(ECB)の2025年の利下げは、一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、来年末までに162ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となった。
英国債は上昇。トレーダーはイングランド銀行(英中央銀行)による25年の利下げについて、年末までに131bpと想定している。
8月21日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Gain as Traders Assess Outlook for Fed Rate Cuts
Bunds Edge Higher on US Payroll Revisions: End-of-Day Curves
(抜粋)
--取材協力:Sagarika Jaisinghani.
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