大手家電メーカーのシャープがテレビ向けの大型液晶パネルの生産を終了しました。

シャープによると、堺市にある子会社・SDP=「堺ディスプレイプロダクト」の工場で手掛けていたテレビ向けの大型液晶パネルの生産を、21日に終了したということです。

大型の液晶パネルは、かつて日本の電機メーカーの主力事業でしたが、海外メーカーの成長で競争が激しくなり、相次いで撤退。

■海外との熾烈な競争 国内唯一生産のシャープも撤退

国内で唯一生産していたシャープも事業が低迷し、昨年度の決算はおよそ1500億円の赤字と、2年連続で巨額の赤字となっていました。

シャープはSDPの従業員を対象におよそ500人の早期退職を募ったほか、工場の跡地をAI=人工知能の処理を行う「データセンター」に転用しようと複数の企業と協議を進めています。

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