SNSを悪用したロマンス詐欺で、鳥取県内の30代男性が、約720万円をだまし取られていたことがわかりました。

ロマンス詐欺被害にあったのは、鳥取県内在住の30代の男性です。
鳥取県警によるとこの男性は、2024年5月にマッチングアプリで知り合い、好意を抱くようになった女性から「暗号資産のビットコインの短期取引で利益が出た」などと何度もメッセージが送られ、この話に応じればさらに女性からの好感度が上がると考え、暗号資産取引を始めました。

男性は女性の指示通り、6月6日にビットコイン10万円分を購入し、女性が指示したアドレスに送金。指示通り取引すると、利益をあげることができたということです。その後も女性から「私たちは恋人。豊かな生活を送るには2人の共同努力が必要」などとメッセージが送られ続け、男性は6月8日から20日までに、合わせて7回にわたり、計320万円分のビットコインを送金しました。

その後、女性から「いったん利益を計算し、税金を納めないといけない」などと言われ、指示のまま約200万円相当のビッドコインを送金。
男性が、これまでの利益を出金しようとしたところ、利用していたサイトの顧客サポートを名乗る人物から「不正な取引があり資金をロックしている。解除するためには安全保証金190万円が必要」などとメッセージが送られたため、女性と連絡をとり、さらに190万円を送金したということです。

しかし、その後も顧客サポートから再度同額の安全保障金を請求されたことに加え、顧客サポートと同様に支払いを求める女性のことも信用できなくなった男性が警察に相談したところ、詐欺にあったことがわかったということです。

警察は、ネットで知り合った面識のない相手から儲け話が出た場合は詐欺を疑い、すぐに警察に相談してほしいと、被害防止を呼びかけています。

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