YOASOBIの世界観に没入する新感覚のエンターテインメントに迫りました。
YOASOBIが2024年夏に送る、最新のテクノロジーで人の心を動かす新たな音楽体験とは。
東京・新宿で開催されている『イマーシブミュージアム 東京』は、屋内空間の壁面と床面全てを埋め尽くす没入映像と、特別な音響体験を楽しむことができる期間限定の施設です。
3年目となる2024年のテーマは「印象派と浮世絵」。
印象派・ポスト印象派であるモネやゴッホらの作品と、西洋絵画に影響を与えた葛飾北斎・歌川広重らの浮世絵がシンクロした世界を先端技術で表現しています。
さらに今回、イマーシブミュージアムはアートから音楽へと領域を広げ、人気アーティストとコラボレーション。
YOASOBIの楽曲「海のまにまに」を主題に、原作小説から楽曲が誕生していくまでを4つの部屋を巡り没入体験するというものです。
まずは、楽曲の原作となる辻村深月さんによる小説「ユーレイ」の印象的な文章を切り取った、まだ音のない「字」をテーマにした部屋。
そして、小説の世界観からコンポーザーのAyaseさんがどのように歌詞、メロディーを生み出したのか。
生まれたばかりの「音」に耳を澄ませる部屋へ。
来場客はデモの音楽を聴いて、「(完成した曲と)歌詞違います。たぶん」と話していました。
こうした貴重な制作過程の音源の公開を含め、ボーカルのikuraさんがどのように歌にしているのかなど、アーティストが作品に命を吹き込む様子を追体験できる新感覚エンターテインメント。
来場客は、「小説の話を見てから後で音楽を聴くと、かなり(曲の)印象が変わりました」、「より(アーティストを)好きになったというか、歌だけじゃなくて、歌詞に込められた思いとか、そういったものを視覚で体験できたのはおもしろいと思いました」、「『海のまにまに』という1曲にも結構エピソードがあったんだと知って、もう少し聴いてみようと思いました」と、それぞれ感想を語っていました。
音楽配信ともライブとも違う、アーティストの魅力を新たに引き出す今回のチャレンジ。
SME・屋代陽平プロデューサー:
お客さんが実際に体を動かし、足を動かして体験することを通して、音楽を楽しんでもらえたら。ただ聞くよりも記憶に残ったり、愛着が湧いたりということがたくさんある。この取り組みがその1つの選択肢になったらおもしろいなと思っています。
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