台風7号の接近に伴い、JR東日本は8月16日の東北新幹線について、一部列車を計画運休すると発表しました。お盆期間のUターンラッシュとも重なり、JR仙台駅は日程変更に追われる人で混雑しました。
15日朝のJR仙台駅の新幹線ホーム。お盆をふるさとや行楽地で過ごした人たちが、次々と東北新幹線に乗り込んでいきました。
乗客
「牛タンとずんだシェイク、温麺、はらこ飯も。定番を食べました」
「プールに入ったり、ベニーランドに行ったりいろいろしました」
見送りの人
「1年に1回、夏休みだけですから。この期間に思う存分、孫と楽しみました」
JR東日本によりますと、東北新幹線の上りは14日が混雑のピークとみられていますが、今年は分散傾向のため、午後4時の時点で自由席の乗車率は最も高いもので80パーセントほどに留まっています。
記者リポート
「あすの計画運休の発表を受け、多くの人がみどりの窓口を訪れ、行列は窓口の外まで続いています」
JR東日本は台風7号の接近に伴い、東北新幹線など16日午前11時ごろから最終列車までの一部の列車を計画運休すると発表しました。東北新幹線は上下合わせて11本で運休するということです。午後、JR仙台駅には日程の変更を余儀なくされた人の姿がありました。
東京へ行く予定の女性
「あす行く予定だったんですけど一週間ずらします。ちょっと残念ですけど孫に会いに行くためなのでいつでも良いので」
計画運休を受けて、帰省先の函館から東京へ戻る日程を1日早めたという家族は「もっといたかったので残念です」「家族みんなで安全に帰ることが一番良いこと」と話していました。
JR東日本はさらに運休や遅れが発生する可能性があるとして、ホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。
一方、県内の東北自動車道は15日と16日が東京方面に向かう上り線の渋滞のピークと予測されています。
記者リポート
「東北道上りのサービスエリアです。駐車場は午前中から満車となっています」
大崎市古川にある長者原サービスエリアです。午前中から家族連れなど多くの人が訪れていました。
岩手から新潟へ向かう家族
「盛岡に行ってきておじいちゃんと遊んできました」「花火をしました。すごく楽しかったです」
青森から福島へ向かう家族
Q誰に会いに行った?
「じいじとばあばです。ケーキを食べたり誕生日プレゼントのレゴをもらったり」
「お墓参りとバーベキューしかやってない」
子供たちが夏の思い出を話してくれた一方、大人たちが心配していたのはやはり台風…。
お盆期間を直撃した台風で、急きょ予定を変更したという人は「1日早めて実家の青森まで行って、途中長い距離なので岩手で一泊してきたが、前日にずらしてもホテルが取れた。ちょうどその時花火大会がホテルの前でやっていたので逆によかった」と話していました。
NEXCO東日本は、状況によって16日に高速道路で通行止めを行う可能性があるとして、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。
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