(ブルームバーグ):飛ぶ鳥を落とす勢いだったテクノロジー株が、ウォール街がほぼ例外なく行き過ぎを確信していた利益を何食わぬ顔で取り戻し始めた。
約1カ月続いたトラウマは、8月5日の週には新興国通貨から日本株に至るまで、あらゆる資産を巻き込んで広がった。
2024年最悪の動揺も、いかに多くの部分がトレーダーのもたらした行き過ぎに限定されるかという事実が特徴だ。円で資金を調達し、クロスボーダー投資を行っていた投機家はキャリートレード解消を余儀なくされ、何カ月も利益を残し続けてたクオンツも報いを受けた。
一言でいえば、景気不安が暴落の火種となる一方、レバレッジの連鎖が市場の反転を促した。
だが多くの資産クラスやセクターが景気不安をまだ叫んでいない状況で、一つの強気のマントラが雑音の中から現れ始めた。「押し目で買え」というマントラだ。
ロングテール・アルファの創業者ビニア・バンサリ氏は「今のところは健全な調整だ。集中したポジションとパニックが売りを加速させた」と指摘した。
原題:Made-in-Markets Meltdown Far From Flashing All-Out Growth Panic(抜粋)
--取材協力:Vildana Hajric、Michael Mackenzie.
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