乱高下を繰り返す日経平均株価。88歳の現役デイトレーダーの向き合い方とは?
ペットのピーちゃんを頭に乗せてパソコンと向き合う藤本茂さん、88歳。毎日株を売買し、その日のうちに利益を確定するデイトレードをしています。
コツコツ積み上げてきた資産はなんと20億円。ただ、連日の日経平均株価暴落の影響はまぬかれませんでした。
(藤本茂さん)「含み損が2億6000万円やられた。(Qおとといだけで?)そう、恐ろしい」
8月5日は世紀の大暴落で、「ブックマンデー」を超える史上最大の下げ幅を記録した日経平均。かと思えば一転、6日は過去最大の上げ幅となり、まさに乱高下です。
昭和・平成・令和の相場と向き合ってきた藤本さん。この数日の動きをどう見たのでしょうか?
(藤本茂さん)「(Q今回はバブルと似てる?)似てる。1987年バブル。鮮明に頭にこびりついている。よく似ている。第2のブラックマンデー違うかな」
暴落した5日は銘柄の動きを見ながら1000万円ほど株を購入。一方、上げ幅が大きかった6日は…
(藤本茂さん)「きのうは売るパターンやから、57万7158円(プラス)。きのうはね」
そして7日は…
(藤本茂さん)「1618円で1000株買いにいきますと」
下がったと思えば上がる、荒い値動きとなりましたが、そんな中でも粛々と売買を進める藤本さん。大切にしている格言があるといいます。
(藤本茂さん)「“山高ければ谷深し”とかね。上がった分は当然下がる。下がったら上がってくる。これ当たり前の話」
急騰した相場は急落しがちで、安易に急激な動きを見せる銘柄に飛びつくと大やけどをするという教えだそうです。
いくら経験と思考を重ねても負けることもあるのがデイトレードの難しさで、そこが魅力だと言います。
(藤本茂さん)「泣いたってしょうがない。助けてくれるなら泣くけど。今回ようさんやられた。これが株の世界です」
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