民間の信用調査機関・帝国データバンクによりますと、長野県小諸市の「ファインモールド」が8月5日付で事業を停止したことがわかりました。自己破産申請を検討しているということです。
同社は1985年に設立されたプラスチック成型用金型の製造業者で,自動車部品や照明器具などの家電、充電器向けの金型などを中心に2007年ごろのピーク時には年売上高は約2億5000万円を計上していました。
しかし、リーマンショック後の景気後退や得意先製造拠点の海外シフトなどから事業規模は大幅に縮小し収益も悪化。過去の積極的な設備投資や赤字補填を借入金で補ってきたことから財務面は債務超過に陥り資金繰りがひっ迫し、先行きの見通しが立たないことから今回の事態となったということです。
負債は調査中ですが、推定1億7000万円にのぼる見通しだということです。
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