今年一番の安値となった日経平均株価。“過去最大の下げ幅”となった背景をパナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさんに聞きます。
井上貴博キャスター:
日経平均株価、2024年は異常なほど上がりに上がって史上最高値を更新しました。
そこで急激な下落。20年30年のスパンで見ると、というところもあります。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
キーワードとなっているのが「パニック」ですよね。5日は12%ぐらい下がり、8月2日の金曜日も6%ぐらい下がった。
本当のアメリカ経済がこれで悪くなったという報道もされていますけど、ダウ平均株価は1.5%しか下がってない。
パニックがなぜ起きるのかというと、色々な要因はあります。
私が一つ思うのは、NISAをアプリを使って取引するときに、一定の価格を設定する。自動的にその価格よりも下がってしまったら、自動的に売るという設定を色々な方が利用されてると思います。これが一つ理由としてあったんじゃないのかなと。
そして悪い情報が、悪い情報を呼び合うという雪だるま式になっている。でも株価は非常に長期で考えるものです。そこはやっぱり大事だと思います。
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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック、アース製薬の社外取締役など
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