(ブルームバーグ):米国防総省は中東に艦船や戦闘機、弾道ミサイル防衛能力を持つ艦艇などを派遣し、同地域でのプレゼンスを強化する。イスラム組織ハマスやレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの幹部の死亡を巡り、イスラエルはイランからの脅威にさらされている。国防総省が2日発表した。

ホワイトハウスはバイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相に対し、新たに「防衛的な米軍配備」を提供すると約束したと明らかにしていた。

空母エーブラハム・リンカーン

オースティン国防長官は戦闘機部隊の追加派遣に加え、オマーン湾で活動中の空母セオドア・ルーズベルトに代わり、空母エーブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群の展開などの措置を命じた。

しかし、イランによるイスラエル攻撃が差し迫っている可能性があるにもかかわらず、太平洋に現在展開しているリンカーン空母打撃群を派遣することを含め、今回発表された動きの多くは実現までに数週間を要する見込みだ。

イスラエルのガラント国防相は2日の声明で、オースティン長官とヒーリー英国防相と協議し、「最近の安全保障情勢を踏まえた状況評価」を提供したと説明した。

原題:Pentagon Deploying Ships, Fighters to Boost Mideast Presence (1)(抜粋)

--取材協力:Dan Williams.

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