(ブルームバーグ):米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、米金融当局が1つの統計に過剰反応することはないと強調し、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合までに多くのデータが得られると付け加えた。

グールズビー氏は予想より弱い雇用統計の発表後にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、データの「スルーライン」(一貫した線)を見極め、「着実な」方法で行動することが同当局の仕事だと発言。ただし、金利が景気抑制的な水準にあまりに長くとどまれば、当局者は責務の雇用の面について考えなければならないと述べた。

「単月の数字に過剰反応したくない」と同氏は指摘。しかし、「失業率が中立の水準よりも高くなる場合、それはまさに当局が法律で考慮と対応を義務付られている責務のもう一方に痛みが及んでいることになる」と話した。

シカゴ連銀のグールズビー総裁、雇用統計発表後にインタビューで語る

7月31日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合以来初めてとなるインタビューで、グールズビー氏は利下げの時期や規模は経済状況次第になるとの考えを示した。

その上で、「状況が利下げを正当化するとき、1回の引き下げにとどまらない傾向がある」と続けた。

原題:Goolsbee Says Fed Won’t Overreact to One Month’s Data(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します)

--取材協力:Michael McKeeSonali Basak.

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