旬の農産物にも大雨の影響が出ている。秋田県横手市では一部のスイカ畑が水に漬かり、一度も出荷せずにシーズンを終える生産者もいる。
横手市雄物川町のスイカ畑を見ると、実が割れていたり、水に浸かったりした跡がある。
この畑には、大雨で雄物川の水位が上昇したことで用水路からあふれた水が流れ込んだ。畑が冠水し、収穫間近だったスイカがすべて水に漬かった。
収穫を翌日に控えたタイミングでの出来事で、急いで消毒などを試みたものの、泥水が入り込んでいて出荷することができない。
大雨に見舞われるまで今シーズンの生育は順調そのものだった。生産者は「春から頑張って大切に育ててきた。悔しい」と肩を落としていた。
厳しい現状ながらも、生産者は「来年こそはおいしいスイカを作りたい」と話し、何とか前を向こうとしていた。
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