九州新幹線西九州ルートの整備方式などについて話し合う与党の検討委員会が30日 東京で開かれ、長崎、佐賀両県の代表などがそれぞれ意見を述べました。

与党検討委員会の意見聴取には長崎県や佐賀県などが出席し、西九州新幹線の開業効果などを説明しました。

長崎市 鈴木史朗 市長
「10月にはスタジアムシティも開業する。こういった街の大きな変化は西九州新幹線の開業がなかったら実現できなかった」

九州新幹線西九州ルートをめぐっては新鳥栖と武雄温泉の間の整備方式が決まっていません。

フル規格化の実現には佐賀県側の多額の費用負担が課題となっています。

佐賀県 南里隆 副知事
「佐賀県からするとフリーゲージトレインの契約が、約束が果たせないから追加で多額の財政負担をしてほしい。在来線の不利益も受け入れてほしいと言われている。これはどなたが知事であってもそう簡単に「はいそうですか」とは言えない」

長崎県 大石賢吾 知事
「地方負担ひとつとっても法令でルールが決められているので、国を交えない形で地方だけでは解決できない課題がある。ぜひ国に関係者間の協議の場を開催してほしいと求めた」

森山委員長は2024年度予算を考える時期に入ることから必要があれば長崎と佐賀、JRの三者協議に国も加わり、協議を加速させたいとしています。

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