大正時代に建設された佐賀市の戸上電機製作所本館が、国の登録有形文化財として登録されることになりました。
国の登録有形文化財に登録するよう答申されたのは、佐賀市大財北町にある戸上電機製作所本館です。およそ100年前の1925年、大正14年に建設された木造2階、一部3階建ての配電部品製造業の本社屋で、現在も事務所として使われています。
正面の玄関から上へ伸びる4本の付柱は3階の高さを越えていて、この建物の大きな特徴の一つです。また、外壁全面には表面をくぎで引っかいたようなスクラッチタイルと呼ばれる装飾が施されています。
建物は増築や耐震補強工事をし活用しながら残していて、佐賀の電気産業の発展を伝える象徴的な事務所建設と評価されました。
県内の建造物の登録は、53カ所132件になります。
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