「慶良間ブルー」と称され、世界有数の透明度を誇る渡嘉敷島の海は、2014年3月に国立公園に指定され、毎年13万人もの観光客が訪れます。シーフレンド(大城秀人社長)はマリンレジャー、宿泊、飲食、レンタカー事業などを手掛け、ワンストップで島を満喫できるサービスを提供しています。

 同社のレストラン「海鮮居食屋シーフレンド」では、自社で捕れた新鮮な魚介類を、その日のうちに調理し、提供しているため、鮮度と味ともに定評があり、観光客だけでなく、島民にも多く利用されています。

 その中でも一押しは、渡嘉敷島の近海で捕れたグルクンなどの「県魚」を使用した「自家製一夜干し」です。新鮮なうちに調理場で素早くさばき、県産塩で塩漬けした後、専用の機械でじっくりと5時間熟成させてうまみを凝縮させます。県魚の干物は珍しく、宿泊者の朝食を中心に提供しています。

 「けらま水産」の屋号でブランド化し、水産加工場も完備。経営革新計画の承認を受け、取り寄せに対応した供給体制を整えています。グルクン、ムルー、ビタロー、ヒメジ、イカの5種類の商品を準備しています。今後はお土産に加えて、ふるさと納税やECサイトでも販売予定です。(渡嘉敷村商工会・普久原誉也経営指導員)

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 海鮮居食屋シーフレンド 渡嘉敷村阿波連155、電話098(987)2836。

(写図説明)グルクンの一夜干し(提供)

(写図説明)渡嘉敷村特産品サイトのQRコード

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