世界各地で起きたシステム障害により、20日も国内外の空港など、さまざまな分野で影響が広がっています。

原因はセキュリティソフトの問題と明らかになっていて、ソフトを開発した会社はすでに修正プログラムを配布して復旧を急いでいます。

羽田空港では、システム障害の影響でアメリカの航空会社の便などで、遅延が起きています。

運行状況の確認をする人などで、出発ロビーやカスタマーセンターには行列ができていました。

短期留学へ行く親子は「(午後)2時くらいの飛行機とは言われたんですけど」「無事出発できれば良いなって思っています」と話しています。

19日、国内各地の空港で欠航が相次いだ格安航空会社ジェットスター・ジャパンでは、20日も成田空港を発着する5便が欠航しています。

福岡へ行く人:
夜、佐賀に行く予定だったんですけど、朝から出発する話で、その予定が全部ずれちゃって行けるか分からない。はやくおうちに帰りたい。

大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、19日午後2時ごろから、パーク内の飲食店などでレジが使えない状態となり、土産物店や飲食店の営業を休止していました。

USJは閉園後、システムの復旧作業を行い、20日朝から、通常通りの営業を再開したということです。

子ども:
(今日、通常通りの営業になった)え!そうなんだ。(遊べると良いね)うん!びしょぬれになってくる!

一方、アメリカでは、19日の航空便約3000便がキャンセルされ、1万便以上が遅延するなど、影響が続いています。

また、一部地域では警察や消防への緊急通報の回線にも影響が出たということです。

大規模なシステム障害は、アメリカ・クラウドストライク社のセキュリティーソフトの更新作業の際に起きたもので、カーツCEOは「ご不便、ご迷惑をおかけしたことをおわびする」とコメントし、すでに修正プログラムを配布したということです。

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