(ブルームバーグ): 19日の債券相場は下落が予想されている。米国市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぐ。日本銀行が月末の金融政策決定会合で追加利上げを行うことへの警戒感も根強く、相場の重しになる。
米新規失業保険申請件数が5月上旬以来の大幅増となり、米長期金利は一時低下する場面もあったが、トランプ前大統領の優勢が伝えられ、米景気は軟着陸に向かうとの見方から上昇に転じた。
東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジストは、米長期金利の上昇を受けて日本の債券相場は下げて始まると予想する。ただ、18日に河野太郎デジタル相のインタビューで下げた後、相場が持ち直した地合いの良さが徐々に優勢になるとみている。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.035~1.055%(18 日は1.035%で終了)、先物中心限月9月物は142円94銭~143円16銭(同143円15銭)。
先物夜間取引で9月物は18日の日中取引終値比15銭安の143円ちょうどで終えた。
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