政府・日銀によるドル売り円買いの為替介入などで進んだ円高について、全国銀行協会のトップは円安から円高へ流れが変わる可能性があるという認識を示しました。

全銀協 福留会長
「これまでの円安方向のトレンドからここ数日、1週間ぐらい潮目が変わる可能性が出てきた。ここから急ピッチに円安が進んでいく雰囲気はなく、時間の経過とともに緩やかな円高トレンドに移っていくのではないでしょうか」

 東京外国為替市場では18日に一時、1ドル=155円台まで円高が進みました。

 こうしたなか、全銀協の福留朗裕会長は円安の是正に言及したアメリカのトランプ前大統領の発言などを踏まえたうえで、為替はこれまでの円安傾向から緩やかな円高トレンドに移行していくという認識を示しました。

 ただし、利下げ局面に入ったアメリカで再びインフレへの懸念が浮上してきた場合には日米の金利差が意識されて再び円安が加速するリスクがあるという慎重な見方も示しました。

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