鯖江市は、鯖江駅前のビルの1室を活用し、市内のにぎわい創出に向けて新事業「お試しショップ」を開始しました。7日に第1弾の店舗がオープンし多くの客が訪れています。
 
鯖江市は、新事業として7月7日から、様々なことに利用可能な“お試しショップ”「SabaYell」を始めました。出店者に代わり、市が賃料や光熱費を負担します。
  
このお試しショップ第1弾の店舗として、鯖江市下新庄町に本店を構える和洋菓子店「うちのぶどう」が7月14日までの期間限定でオープンしました。
 
自家栽培の農作物を使ったスイーツを手作りし販売する店で、宮本采知さん(28)と宮本知弥さん(26)の姉妹が、農作物の栽培と加工販売を分担しています。
  
このお試しショップでは、米粉とブルーベリーを使ったシフォンケーキをはじめ、8種類のスイーツが並びます。また、お試しショップならではの試みで、10月オープンの新店舗で販売予定の、おにぎりや弁当なども販売しています。
 
姉の宮本采知さんは「鯖江駅を活性化させたい。1週間というお試し期間ではあるが、他にも挑戦したいと思っている企業の第1歩になれればと思う」と意気込んでいます。
 
鯖江市は今回の事業について「実験的な事業なので、これをみて人の動きを把握し、商店街のにぎわい創出につなげていく判断材料したい」と話し「今後いろんな出店者が出てくる。HPやチラシなどで、広報は随時していくのでぜひ立ち寄ってもらいたい」と話しています。
 
一方、鯖江駅内の空きスペースの活用も課題となっています。市は、応募事業者から売店の運営に関する企画提案書の提出を受け、現在審査を進めていて、7月12日に審査結果を発表し、年度内のオープンを目指します。
  
新事業のお試ショップ「SabaYell」をはじめとする駅周辺や、鯖江駅内の新店舗営業など、市内のにぎわい創出に期待がかかります。    

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。