沖縄県内で、那覇バス(小川吾吉社長)が運行する那覇市外線の市内区間の一部でシステムの不具合があり、7月上旬の数日間、定期券利用者から市内線運賃を二重に徴収していたことが9日までに分かった。那覇バスは原因について調査中としている。既にシステム改修を終え、現在は同様の不具合は起きていないという。運賃を過分に徴収した利用者には、那覇バスターミナルで返金対応を行っている。

 那覇バスの那覇市内区間では通常、定額で1カ月間乗り放題になる「市内フリー定期券」の入ったOKICAカードを運賃箱の読み取り部にかざすと、定期券情報が反映され、運賃を新たに徴収することはない。

 ところが今回、システムに何らかの不具合があり一部の区間で定期券情報が反映されず、市内線運賃260円がカード残額から過分に徴収されていた。システムに不具合のあった系統番号や区間などについては調査中だという。

 那覇バス担当者は「不具合の内容や原因をしっかり調査し、お客さまへの周知の態勢を整えたい」と話した。

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