全国的にクラフトジンの人気が高まる中、長崎の伝統カンキツ「ゆうこう」を使ったジンが8日に発売されました。
イギリスで製造されていて、いわば「長崎への逆輸入」です。
発売されたのは、長崎の伝統かんきつ「ゆうこう」を使ったクラフトジン、「Urar gin」です。
KTN記者
「『うらジン』のジントニックです。ジン本来の華やかさ、キリっとした味わいを感じるとともに、かんきつ系ならではのフレッシュさ、さわやかさが感じられます」
バーを経営の男性
「フルーティーで飲みやすくて、いろんなお客様に愛していただけるんじゃないかな」
「Urar gin」はイギリスの醸造所で作っていて、長崎市内のホテルで専務を務める小林央幸さんが輸入代理店を立ち上げて販売を始めました。
小林央幸 専務
「こちらがイギリスから4か月かけて届いた うらジンです」「待ち望んでました」
「ゆうこう」を使ったジンのアイデアを思いついたのは約6年前です。
小林央幸 専務(27秒)
「長崎市がゆうこうを商品化するための会議があった」「参加させてもらってて、そこではお菓子とかドレッシングとか提案されていた」「いろんなジンの種類がバーとかに出回ってくる最初くらいで」「(ゆうこうが)香り的にぴったりだなと思った」
アイデアを実現に導いたのは小林さんのいとこ、石橋征子さんと、スコットランド出身の夫 ロビンさんです。
小林央幸 専務
「旦那さんのお義母さんがスコットランドのハイランドにお住まいで、そこに(夫婦)2人で行ったときにジンの蒸留所があった」「クラフトジンが作れるらしいよと話がでたときに、『それは面白いね』と」
長崎で収穫したゆうこうの皮と、イギリスで採取したジンの製造に欠かせない「ジュニパーベリー」をあわせて「Urar gin」を完成させました。
試飲会には、ゆうこうを育てた農家の中尾順光さんも訪れ、味を確かめました。
中尾順光さん
「ジンに負けて香りが引いてしまうかと思ったが、思ったよりちゃんと出ている」
小林央幸 専務
「長崎の海外と交流してきた歴史のロマンに気持ちを馳せながらおいしく楽しく飲んでくれるとうれしい」
長崎とスコットランドが一つになって生まれた新しいジン「Urar gin」は長崎市内3店舗で販売されています。
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