岡山市南区の電気通信工事会社、「ネットソリューションズ」が6月25日に岡山地方裁判所から破産開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べで分かりました。
東京商工リサーチ岡山支店の発表によりますと、「ネットソリューションズ」は光ファイバーケーブルなど、屋外通信線路設備から屋内の通信設備端末までの設計、施工など情報通信ネットワーク設備の構築を主体としていました。
スポットの大口案件もあり、2010年7月期には売上高6億9500万円を計上、香川県や広島県にも拠点を設けて携帯電話基地局の工事なども手掛けていました。
しかし、事業外の投資で多額の資金が外部に流出したほか、役員の独立で組織が不安定となっていたということです。また、2023年7月期には売上高3億2000万円に対して、1億2100万円の赤字を計上して資金繰りが一挙に悪化、支払い遅延も発生して、破産を選択したということです。
負債総額は約3億9000万円とみられています。
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